あらすじ
「兵士はリソースだ。命を無駄に使い捨てるのは、最悪の指揮官がすることだ」
かつて北方軍で「鉄の処女(アイアン・メイデン)」と恐れられた凄腕指揮官、レティシア少佐。彼女は激戦の末に命を落とすが、異世界の神から「大当たりスキル」を授かり、辺境の廃ダンジョンへと転生する。
そこで彼女を待っていたのは、魔物も出せない、食料もない、勇者の足元にも及ばない「最弱のダンジョンコア」である幼い少年、テオだった。
かつて自分のミスで部下を全滅させた過去を持つレティシアは、震えるテオを「司令官(閣下)」と呼び、自らは「参謀」として再起を誓う。
「これより、本拠地の防衛及び兵站改革(ロジスティクス)を開始します。閣下、よろしいですね?」
少佐が持ち込んだのは、異世界の常識を覆す「近代軍事知識」と「経済戦略」。
「滞在時間」こそが資産: 敵を殺すのではなく、温泉、絶品メシ、そしてカジノで「生かさず殺さず」ポイントを搾り取る!
有能な「不純物」たち: 主人公を神と崇める狂信的な暗殺者セアラ。そして、世界を数式で操るギャンブル狂のダメ女ロレッタ。
最強の「駒」: 攻略に訪れた勇者一行すら、少佐の手のひらの上で「観光客」兼「広告塔」として踊らされる。
モデル体型の美貌ゆえにナンパが絶えない少佐だが、彼女を「ただの女」と侮る者は、影から伸びる刃か、数キロ先から放たれる魔導ライフルの弾丸、あるいはロレッタが仕掛ける破滅的な博打によって、瞬時に「ダンジョン資源」へと変えられていく――。
これは、一度死んだ冷徹な指揮官が、居場所を失った女たちと共に、最弱のコアを「魔王」へと担ぎ上げ、辺境に無敵の要塞国家を築き上げる物語。