あらすじ
『あなたは神様を信じていますか?』
そう聞かれたら、たぶん「いいえ」と答えると思う。けれど、「いたらいいな」と思ったことはあった。
◇◇
放課後。高校生の俺は、突然見知らぬ綺麗な女の人に声をかけられる。
「私は神様なの」
冗談みたいなことを真顔で言いながら、当然みたいに喫茶店へ入っていき、なぜか俺に奢らせようとする彼女。妙に距離が近くて、マイペースで、それなのにこちらのことを不思議なくらい見透かしてくる。
「結婚しましょう」
突然そんなことを言い出す“自称神様”に振り回されながらも、俺は少しずつ、この不思議な時間を嫌ではないと思い始めていた。
これは、“神様がいたらいいな”と思った少年と、突然現れた神様との、少し不思議な放課後の物語。