あらすじ

毎朝、駅前広場で空を見上げてしまう。 そこには何もない。 誰もいない。 あるのはいつもの通学路と、いつもの街と、いつもの日常だけ。 それなのに、胸の奥が覚えている。 かつてこの街には、怪獣と戦う守護者たちがいた。 人の魂を核とする巨大な「鎧」。 その力を人の姿に宿した「姫鎧」。 彼らは街に立ち、人々を守り、そして最後の侵攻「回帰」の日に世界から消えた。 人々は忘れた。 怪獣も、鎧も、姫鎧も。 そして主人公は、自分の友人が鎧となっていたことさえ忘れていた。 だが、空白は消えない。 挨拶しようとする癖も、夢に現れる巨大な影も、胸に残る名前の形も。 そこには、大きな君がいた。 これは、忘れてしまった友の名を、もう一度呼ぶための物語。

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カクヨム
カクヨム2026/05/08
  • 現在の作品そこには大きな君がいた