あらすじ
現代の戦場で、PMC所属の日本人の男・ゴーストは、檻に閉じ込められた子供たちを救うため、命令を破る。
その混乱の中、血塗れのマリーゴールドに触れた彼と仲間たちは、二つの月が浮かぶ異世界へ転移してしまう。
小鬼の群れ。
古い教会。
眠る銀髪の少女。
そこは勇者と魔王が存在する、どこか作り物めいた異世界だった。
ゴーストたちはまだ知らない。
この世界に、すでに決められた筋書きがあることを。
それでも、誰が何を決めていようと、目の前で消えそうな命を見捨てる理由にはならない。
作られた運命に、本物の命が抗う。
これは、血塗れの花から始まる、ただの勇者の物語。