あらすじ
伯爵家が没落し、王宮の最下層で下働きメイドとして働くことになったルミナ・オルコット。
過酷な労働の中、彼女の唯一の救いは、わずかな休憩時間に趣味のお菓子を作ることだった。
ある日、裏庭でなじみの白い獣(シフォン)にお菓子をあげていると、王国で最も恐れられる冷徹な近衛騎士団長、レオン・ヴァンディエに見つかってしまう!
処罰を覚悟したルミナだったが、なぜか彼から「明日も同じお菓子を持て」と命じられて……?
実はルミナの作るお菓子には、食べた者の疲労を癒やし魔力を底上げする規格外の「チート効果」が秘められていた!
おまけに、氷のように冷酷だと思っていた騎士団長様は、実は極度の甘党で不器用なだけ。
「私とお前が安全にお菓子を作れるよう、専用の厨房を用意した」
「……私と、生涯を共にしてくれないか」
胃袋を掴まれた過保護すぎる騎士団長と、正体は神獣だったもふもふフェンリルに囲まれ、没落令嬢の甘く幸せな日常が幕を開ける!
美味しいお菓子と甘々最強溺愛ファンタジー!
【登場人物紹介】
◇ルミナ・オルコット
20歳。没落した元伯爵家の令嬢で、現在は王宮の下働きメイド。
控えめで自己評価が低いが、根は明るく働き者。
趣味で作るお菓子には、食べた者の疲労を癒やし魔力を高めるチート効果があるが、本人は全く気づいていない。
◇レオン・ヴァンディエ
24歳。王国の近衛騎士団長。
無表情で口数が少なく、冷徹な人物として周囲から恐れられている。
実は極度の甘党でもふもふ好き。
ルミナの作るお菓子と彼女自身を溺愛しているが、表情が硬いためいつも威圧していると勘違いされている。
◇シフォン
王宮の裏庭に住み着いている白い毛並みの動物。
大型犬ほどの大きさ。
正体は国の守護獣であるフェンリルの幼体。
ルミナのお菓子が大好きで、彼女によく懐いている。
もふもふで温かい。