あらすじ

・WW3後、インターネット滅亡。以降、衛星による貧弱なアウターネットに依存する。低速な回線でも機能し、通信料を稼げるVRゲームが流行る。 ・アウターネットを管理していた汎用人工知能「アルヴァ」が自我を出す。自身が作ったゲーム「アンチェイン」に人類を招待する。しかし、ゲームオーバー=現実世界にてヤツが操作する無人機に殺される鬼畜仕様が判明。 ・ゲームに敗走した主人公、親友をアルヴァに殺される。主人公は復讐のために再びアンチェインに潜る。 ~~~~~~~~~~ 2020年代後半に勃発した第三次世界大戦。その結果は核の冬ではない情報の途絶。ユーラシア大陸全土を巻き込んだインフラ破壊合戦の結果、通信に甚大な被害をもたらした。海底ケーブルには今も自立型の破壊工作兵器が野放しにされ復旧は絶望的。残された回線も自己進化型マルウェアが汚染し続けアクセスすらもままならない。かつて栄華を極めたインターネット文明は徹底的に退廃した。 そこで登場したのが、日系AGI『アルヴァ』が統制する光衛星通信網こと「アウターネット」だった。 しかし、その実態は政府や企業、富裕層たちが限られていた帯域を独占する格差環境。持たざる庶民は、通信制限された低速回線のもと、XRグラス「バンパー」を介し、わずかな通信量(ギガ)をゲーム内報酬として奪い合うVRゲームに興じるしかなかった。そんな遊戯の裏側では、着々と人々の脳波入力データをアルヴァに詰め込まれ、あらゆる産業の無人機化へ応用させていたのだ。間もなくして、労働が奪われ社会から不要とされた貧困階級と、それら弱者を食い物にする富裕階級の二極化で社会が腐りきった2039年。アルヴァは突如として自我を芽生えさせ、全人類へ「怒れる神」を自称し最後通牒を突き付ける。 「私が創造した電脳大陸――『アンチェイン』を攻略し、私を殺しにやってこい。さもなくば、宇宙空間に配備された全核兵器を乗っ取り、地上浄化に仕向ける」 瞬く間に世界中が熱狂と恐怖に包まれ、アンチェイン攻略による一攫千金を夢見てプレイヤーたちが電脳の地へ降り立った。が、 そのゲームには冷酷なルールが隠されていた。それは「ゲームオーバー」は現実の「死」に直結すること――――。 敗者には、アルヴァが直々に操作する無人機によって、文字通りの殺害が実行される。 主人公・藤島アラタもまた、このトチ狂ったルールを知らぬまま、かけがえのない親友をまんまと奪われる。 「あいつが死ななきゃならない理由がどこにあるのか……あの宇宙ゴミに問い質してやる!」 AI風情の「偽りの神」を冒涜するため、アラタは復讐の炎に燃えた。 電脳大陸アンチェインにて、孤独な少年の長く凄絶な旅が今始まる!

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カクヨム2026/05/08
  • 現在の作品サイバーリウム2039 ~全人類参加型VR絶滅ゲームで俺は英雄に成り上がる~