あらすじ

苔むす深い森。そこでは「め」や「ぬ」たち、ひらがなが屋台蕎麦をすすりながら暮らしている。 ある日、「どちらが先に生まれた文字か」をめぐって、静かな森に前代未聞の大論争が巻き起こる。 しっぽは伸ばされたのか、切られたのか。議論はやがて、“わ行”と“え段”まで巻き込む文字界戦争へ。 蕎麦湯の湯気、降りしきる雨、森を見つめるシマリス。ユーモアの奥に、どこか古い民話のような余韻が漂う。 読むほどに、ひらがなが少しだけ生き物に見えてくる、不思議で愛らしい森の寓話。

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カクヨム
カクヨム2026/05/07
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