あらすじ

心理学科に通う女子大学生は、講義で「人は環境によって変わる」と教わる。 役割を与えられれば、人はその役割に従う。 看守は看守らしく、囚人は囚人らしく振る舞う。 だが彼女は、それをどこか他人事として聞いていた。 ――自分なら止められる。環境がどうであれ、線は引けるはずだ、と。 講義を終え、いつも通り帰宅し、眠りにつく。 そして目を覚ますと、そこは見知らぬ暗い部屋だった。 小さな身体、知らない男、飢え、恐怖…… 男は怯える彼女を“娘”のように扱う。 逃げたい。 食べたくない。 触れられたくない。 それでも、空腹は消えない。 温かい食事に身体が反応し、 生き延びるための感覚が、少しずつ理性を書き換えていく。 これは、現代日本の女子大学生が、 やがて『水滸伝』の女傑・孫二娘へと変わっていく物語。 止められるはずだった。 そう思っていた。 ――そして私は、人肉を捏ねる。

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カクヨム
カクヨム2026/05/07
  • 現在の作品止められるはずだった……転生して孫二娘になるまで