あらすじ
「冷酷無比な氷の暴君」と恐れられるガルディア帝国の若き皇帝・ルシウス。
皇宮の隅っこで下働きとして働く動物好きのメイド・リアナは、ある日、枯れ庭で一匹の巨大な「モフモフの大型犬」を見つけ、大興奮でダイブしてしまう!
「いい子ねー! ブラッシングさせてね!」
『ガウッ!?(なっ、貴様、我の頭を撫で……っ!?)』
鋭い牙を剥いて唸り声を上げる巨大犬だったが、実家(牧場)で鍛え上げられたリアナのゴッドハンドによる極上ブラッシングとマッサージの前に、わずか3分で完全に骨抜きにされ、あっさりと腹を見せてしまう。
――しかし、リアナは知らなかった。その犬の正体が、魔力の暴走による呪いで「獣化」してしまった皇帝陛下本人であるということを!
絶対にバレてはいけない獣の姿で、下働きの小娘に腹を見せてしまった屈辱……のはずが、氷の皇帝はあの「絶妙なブラッシングの快感」がどうしても忘れられなくなってしまう。
翌日、リアナは処刑覚悟で玉座へ呼ばれるが、震える彼女に言い渡されたのは、まさかの「皇帝専属侍女」への大抜擢で!?
「リアナ。今日の公務はすべて終わった。さあ、ブラッシングの時間だ」
昼間は冷徹な氷の皇帝から過保護に独占され、夜はモフモフな巨大犬に腹を見せて甘えられる二重生活。
動物好きの底辺メイドが、その手腕(ブラシ)一つで恐ろしい暴君を完全に手懐け、国中で一番の溺愛を受けることになる異世界モフモフ・シンデレラストーリー!