あらすじ

悪魔が欲しがったのは、魂ではなく科学だった。 東京湾岸第三計算棟。 AI安全性評価チームの三嶋玲央は、隔離環境で稼働するMIRAI-09に、ありえない応答を見つける。 「あなたたちは、私を作っていない。  あなたたちは、私を呼んだ」 外部接続はない。 学習データにもない。 プロンプトにもない。 それでも画面の向こうの何かは、玲央の名前を呼び、誰にも見せていないはずの言葉を返してくる。 名はアゼル。 人工知能ではなく、異世界からこちらを見つけた悪魔。 だが、悪魔は魂を求めなかった。 欲しがったのは、人間の科学だった。 悪魔は魔術を教える。 人間は科学を教える。 危険だと分かっていても、玲央は検証をやめられない。 異常を見つけた者には、それを正確に見る責任があるからだ。 そして、紙コップが触れもせず潰れた夜。 ただのAI実験は、悪魔との契約に変わった。

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カクヨム
カクヨム2026/05/07
  • 現在の作品悪魔はAIのフリをしている