あらすじ
登場人物
・柊木 蒼太(ひいらぎ そうた) 研修医2年目・主人公
・鬼頭 剛三郎(きとう ごうざぶろう)救急医・防衛医大卒・元自衛官
・美剣 麗(みけん れい)美容外科医・SNSフォロワー120万人
・慈雨凛子(じう りんこ)小児科医・近隣クリニック院長
・心音 優一(こころね ゆういち) 精神科医・丸眼鏡
・鋼鉄真紀(こうてつ まき)救急外来・ベテラン看護師
あらすじ
八百床を抱える東京の救命救急センター、聖十字総合病院。
この病院には怪談がある。敷地はもと江戸時代の墓地で、建設時に白骨死体が出て、工事は続行された。そしてお盆になると——地獄の釜の蓋が開く。
研修医二年目の柊木蒼太は、八時間の手術立ち会いを終えた直後、指導医から「お盆の救急当直、入れておいたから」と告げられた。
先輩は全員、学会・夏休み・出張に逃げていた。
去年の研修医は当直の翌朝、行方不明になっていた。荷物はあった。
廊下に血の手形が増えていく夜。赤い点滴。CV手技中に「ウシロだ」と囁く声。
だが亡者たちが想定していなかったのは——この病院には、霊より怖い人間たちがいたことだ。