あらすじ
クラスで一番地味な私、椎名真由は、空気同然の高校二年生。
そんな私のもとに突然、クラスの高嶺の花・神崎麗奈がやってきて、こう頼まれた。
「日向葵との恋を取り持ってほしい」
日向葵はクラスの人気者。「好き」が口癖の、太陽みたいな女の子だ。ひょんなことから知り合って以来、なぜかやたらと私にだけ絡んでくるようになっていた。
「彼女と仲良くなりたい」──気は進まないながらも、引き受けてしまった“仲介役”。
だけど、なにかがおかしい。
体育のペア、図書室での打ち合わせ、週末のディナーパーティー。
麗奈の“狙い”が、どうも怪しい。その視線、本当に葵に向いてる……?
一方の葵まで、「真由ともっと一緒にいたい」と距離を詰めてきて──
「好き」と「好き」に挟まれて、どんどん逃げ場をなくしていく真由。
気がつけば、空気だった私が、三角関係のど真ん中。
タイムリミット×三角関係。
目立たない“星”が、ある日突然、照らされはじめる。
ちょっと切なくて、たぶんちょっと甘い物語。