あらすじ
森口家の六つ子は、ちょっと変わった家族です。
普段はそれぞれ、神主、巫女、刑事、研究員、弁護士、インディペンデント・コントラクターとして普通に働いています。
ただひとつ違うのは——
「神様からのご指名」が入ること。
呼ばれれば、どこにいても実家に集合。
そして始まるのは——
“神様の後始末”。
場所は山梨県・龍地。
富士と八ヶ岳に挟まれた、龍神に守られてきた土地。
本来は災害とは無縁のはずのこの場所で、今、異変が起きている。
消えた祓いの場。
壊れた封じの石。
人がいなくなった宿場。
かつてこの土地には、歪みを流し、祓い、還す“見えない流れ”があった。
しかし今——その流れは断たれている。
それでも六つ子は、今日も帰る。
なぜならこれは、六人でなければ終わらない“後始末”だから。
そして彼らはまだ知らない。
この“ご指名”が、一度終わらなかったものの続きを意味していることを。
***本作に登場する地名・伝承の一部は、実在のものを参考にしています。ただし、森口家・森口神社・六つ子および作中の神秘設定はフィクションです。実際に訪問する際は、私有地・農地・施設への立ち入りを避け、地域の方の迷惑にならないようご配慮ください。***