あらすじ
国家は、正義を定義する。
内閣直属特別機関の責任者・御堂真。
彼は法、警察、情報、すべてを統合し、
“社会にとって正しいもの”を決める存在だった。
証拠がなければ作る。
脅威であれば排除する。
それが国家の正義。
オラクルは、初めて追い詰められる。
逃げ場はなく、すべての行動が“犯罪”として定義される。
だが。
彼らは気づく。
――正義とは、証明されたものではなく、“定義されたもの”だと。
ならば。
その定義を、書き換えればいい。
証明を崩し、
正義を反転させ、
国家そのものに問いを突きつける。
これは。
“正しさ”を巡る戦い。
そして。
正義が、初めて疑われる物語。