あらすじ
重度の不安障害と対人恐怖症に苦しむ雨宮伊織は、あらゆる刺激に怯え、外出もままならない日々を送っていた。彼女が唯一の救いとして縋っているのが、カルト的な医療施設「啓蒙の葦」の織畑先生による特殊な治療である。
ある日、伊織は織畑から「恐怖記憶を弱める」という国外試験段階の新薬エリフィナを処方される。その直後、伊織の元に、彼女のトラウマの元凶である虐待母・小夜子が突然現れる。普段なら震えるだけの伊織だったが、エリフィナを服用した彼女は、母の腕にタバコの火を押し付けるという、これまでにない攻撃的な衝動と恍惚感を覚える。