あらすじ

大阪天満宮にほど近い会社で働く宮本杏子(みやもとあんず)は、後輩の美咲(みさき)に連れられていったバインミーの店で、ペガサスの被り物をつけたマシンガントークの店主、影井(かげい)と出会う。  影井は杏子を見た途端、何かに気づいたような素振りを見せた。  その日の仕事帰り、杏子は偶然影井と再会し「あなたは短歌投稿サイト〈うたっちゃえ〉に投稿している『アプリコット・ジャム』ではないか」と尋ねられる。影井も同サイトの常連だったのだ。  杏子はまさに「アプリコット・ジャム」の名前で短歌を投稿していたが、短歌の話を他人としたことがなく、恥ずかしさでパニックに陥る。  杏子がweb上でしか短歌をしていないと知り、影井は杏子を短歌仲間との花見に誘った。  花見メンバーは意外にも高齢の短歌愛好家四名と影井だった。花見は途中から作った短歌を批評し合う場になり、遅れて大学生の大河(たいが)が合流する。  大河は愛想がなく、短歌の批評は容赦がない。杏子も怖々発言するはめになったが、意外にも他のメンバーからは温かい反応を受け、彼らが集まる天馬歌会に参加し始めて―― 第17回小説野性時代新人賞、一次選考通過作品を加筆修正しています。 約128000字。毎日1ページずつ更新予定です。

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エブリスタ2026/05/06
  • 現在の作品ペガサスは夏に詠う