あらすじ
【 火木土更新 (時間不定期) 】
人と関わらずに生きることを人生目標にしている在宅デザイナー・星野篝。
そんな彼の平穏は、築40年のボロアパート「あけぼの荘」の **壁に空いた"穴"** によって崩壊する。
隣人・灰原硝子は、距離感という概念を持たないフラワーアーティスト。
彼女はその穴を「会話に最適化された装置」と判断し、勝手に拡張を開始。
メモ、お菓子、日用品、人生相談――
あらゆるものが "壁の穴" を通じて行き交うようになり、
顔を合わせないまま、奇妙で心地よい関係が築かれていく。
しかし穴は広がる。関係も広がる。
やがて篝は気づく。
「会わないままの関係」と「本当に繋がること」は、少しだけ違うのかもしれない、と。
これは――
壁越しに始まり、壁の意味が変わっていく、静かで騒がしい隣人コメディ。