あらすじ
「元の自分は、もういない——今の俺はれっきとした、ただの冒険者だ」
過去を捨て、辺境の鉱山街ファルメルに流れ着いた、銀等級女冒険者アリア・ロアン。
静かに依頼をこなして金を稼ごうと思っていた彼女に押し付けられたのは、ギルドきっての厄介者の同行依頼だった。
曰く、一言も喋らず、ひたすら飯を食らい、味方ごと吹き飛ばす規格外の魔法を放つという問題児。
渋々引き受けた鉱山洞窟の調査は、見たことのない変異体との死闘へと変わり——。
自由を求めていたはずが、次々と新たな不自由に縛られていく。
せめて、今日よりもちょっとだけマシな明日のために。
彼女に胃薬をあげてください。
ただの一つも不自由のない、完璧な自由があったとして、それは確かな重みを持てるのだろうか。
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第一部(十章)完結済み。現在、第二部相当部分を執筆中です。
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