あらすじ

聖騎士学院の選定の儀で、カイ・ノルトを選んだのは四十年ぶりに目覚めた夜神の石柱だった。 闇の元素しか持たない落ちこぼれ。昼は凡人以下。けれど夜が来れば、気配を消し、影に溶け、闇そのものと化す。 卒業後、騎士の試練として旅に出たカイは知る——この世界には、光の秩序から弾かれた者たちがいることを。 宿を断られる獣人。形見の護符を没収される老婆。助けたいと思った。だが断言はできなかった。 自分にそれだけの力があるのか分からなかったから。 膝は震えていた。声も震えていた。それでも、断罪騎士の前に立って言った。「権限の話はしていません。俺はあの人を守りたいと言っています」 影に棲む無口な精霊シズ。旧神の知識を追って猪突猛進するエルフの学者フィーネ。 そして、圧倒的な力で恩を売ってくる女魔人リーゼルダ。 気弱な少年は、弾かれた者たちの灯りになれるのか。 闇は悪じゃない——光が届かない場所にこそ、灯りが要るのだと証明する旅が始まる。

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小説を読もう2026/05/06
  • 現在の作品昼は最弱、夜は最強——〈夜の騎士〉になった少年は、影から世界を変えていく