あらすじ
上京して間もない大学生・拓海は、SNSで「ヒマワリ」というアカウントと出会う。
きっかけは、大瀧詠一のアルバムジャケットと、たった一行の投稿だった。
「せーの」で同じ曲を再生する夜。文字だけで重なる時間。初めての通話で聴こえた、少しだけズレたギターの音——。
画面の向こうに、確かに誰かがいた。そう思っていた。
でも、小さな違和感は少しずつ積もっていた。
深夜の図書館。合わない時間。繰り返される、同じ言葉。
ようやく会いに行った先は、H大学の正門ではなく、道路の向こうに建つ白い病院だった。
通い続けるうちに、距離は縮まっていく。音楽を聴いて、笑って、窓の外を並んで見て。
でも、十一月に入ると、彼女の言葉が少しずつ遅くなった。
そして、ある日の午後。病室のドアを開けた拓海に、彼女は静かに言った。
「……どなたですか?」
画面の向こうで始まり、同じ部屋で終わった、ある秋の話。
本作はプロットと構成を作者が手がけ、AIとの対話を通じて執筆・推敲された共作作品です。