あらすじ

紗奈には、ずっと好きな人がいる。 高校一年の春に出会い、いつの間にか一番近い親友になった颯太。 くだらない話をして、放課後に並んで帰って、落ち込んだ時には電話をくれる。 紗奈にとって颯太は、誰よりも近くて、誰よりも遠い存在だった。 なぜなら颯太が紗奈に持ってくるのは、いつだって別の女の子との恋愛相談だったから。 彼女へのLINE。 誕生日プレゼント。 クリスマスのマフラー。 別れた後の弱音。 親友だから、笑って聞いた。 大事な人だから、応援した。 でも颯太の恋を応援するたび、紗奈は少しずつ失恋していた。 そんなある日、颯太がまた言う。 「紗奈、相談していい?」 その瞬間、紗奈は初めて、親友でいることに失敗する。 好きな人の恋愛相談係をやめた女の子が、自分の恋を取り戻すまでの、少し切なくて甘い青春恋愛。

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小説を読もう2026/05/06
  • 現在の作品親友の恋を応援するたび、私は少しずつ失恋していた