あらすじ
前世で理不尽な暴力によって命を落とし、転生したアティナは、自らの体を犠牲にしてしまうほどの狂気的な努力家である。
魔法と武術を習い、15歳になるまでに武勲を立て続けた。
そんなアティナの前に、魔族が現れる。
死闘の末、魔族への敗北を悟ったアティナは、自らの命を犠牲に敵を葬り去ろうとする。
――その時、声がかかった。
病人のような青年が、魔族を瞬殺し、アティナを救ったのだ。
「僕と、結婚してほしい」
突然のプロポーズに困惑するアティナ。
一方で、アティナを救った儚げな青年は、なぜかとても幸せそうで……。
彼女は、まだ知らない。
過去に自分を救ってくれた彼女のため、青年が裏で何度も死にながら修練を乗り越えてきた、重たすぎる愛の持ち主だということを。
これは、血の滲むような努力をする転生令嬢と、裏で何度も死にながら修練を積んだ令息のお話。