あらすじ

「陰気で気味が悪い。お前との婚約は破棄だ!」 華やかな王城の夜会で、公爵令嬢セラフィナは理不尽な追放を言い渡された。 しかし、愚かな王子は知らない。彼女が纏う暗いオーラの正体が、かつて世界を滅亡の危機に陥れた大妖『災厄の犬神』をその身に封じ込めるための、膨大な結界の魔力であったことを。 「わかりました。……これで、私の役目は終わったのですね」 追放を受け入れ、一族が代々受け継いできた『封印の枷』を外した瞬間——冷たい石造りの王城は、水彩画のように滲むおぞましくも美しい妖気に呑み込まれた。 顕現した美しき人外の王は、パニックに陥る周囲を一瞥もせず、セラフィナの足元に恭しく跪いた。 「あぁ、俺の可愛い主……何百年、この時を待ち焦がれたか」 国が妖の呪いに沈みゆく中、解き放たれた最強の狂犬による、甘く重い溺愛が始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/05/06
  • 現在の作品封印の令嬢は追放を静かに受け入れる〜私を捨てた国が妖の呪いに沈む中、解き放たれた最強の犬神に「俺だけのものだ」と甘く重く囲い込まれました〜