あらすじ
東南アジアにて、メリカニア連邦の植民地であるランカヤ王国。
撤退を迫られたメリカニア軍は、港湾、油田、送油設備を焼き払い、羅迦耶の未来そのものを灰にしようとしていた。
その焦土化計画を阻止するため、大神洲帝國神衞陸軍より、結城中尉率いる五名の小隊が極秘投入される。
結城中尉。
笹原曹長。
三國軍曹。
柿崎伍長。
橋本上等兵。
任務は単純だった。
港を守る。
油田を燃やさせない。
本隊到着まで持ちこたえる。
しかし彼らの前に現れたのは、メリカニア軍だけではなかった。
羅迦耶独立派の青年アリフは、神衞軍を「メリカニアの次に来る新たな支配者」と疑い、結城隊に銃を向ける。
だが、戦火の中で、結城隊は羅迦耶人を守るために血を流していく。
疑いはやがて、信頼へ変わる。
「最早伝説ではなく、目前の誠である」
羅迦耶の民は、神衞道の誠を信じ、自らの手で祖国を守るために立ち上がる。
これは、圧倒的な軍事力による単純な勝利の物語ではない。
燃え残るために戦った兵士たちと、救われるだけでは終わらなかった民の物語である。
港は傷つく。
油田も傷つく。
多くの者が血を流す。
それでも羅迦耶は、燃え尽きなかった。
羅迦耶は救われたのではない。燃え残ったのである。
彼らの精神、神衞道が如何に輝くのか。