あらすじ
「普通じゃない」ことが、ずっと怖かった。
大学一年生の鳴海依(なるみ・より)は、東京での大学生活を始めてから異常な不運に悩まされていた。
パソコンのデータ消失、スマホの故障、財布の紛失、そして命に関わる事故。
これ以上おかしな目で見られたくない依は、すがる思いで神楽坂の占い館「翠月館」を訪れる。
そこで出会ったのは、青年・弓月千早夜(ゆづき・ちはや)。
彼は依の不運の原因が、霊を引き寄せる体質にあると見抜く。
そして自身もまた、ある事故をきっかけに祓い屋としての自分を失っていた。
普通になりたい少女と、祓い屋でいられなくなった青年。
神楽坂の洋館で出会った二人が、霊の声を聞きながら、互いに欠けたものを埋めていく現代怪異ライト文芸。
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