あらすじ

「名無し。かつ、無能です」 鑑定士にそう断じられた元奴隷のローエンは、眩いばかりの光を放つ若き辺境伯ギオン・サエモンの影で、嘲笑に耐えていた。 ギオンは三百年間誰も得ることのなかった伝説の能力《勇者の力(クロニクルズ)》に目覚め、人々は彼を勇者と崇める。 だが、その光の裏には、おぞましい真実が隠されていた。 勇者が無双するたびに、不自然な死を遂げていく仲間たち。 《勇者の力》——その本質は、周囲の者の生命力を強制的に奪い、自らの力に変換する「搾取」のスキルだった。 唯一の理解者であった同僚のカナイさえも、その光の犠牲となってしまう。 友を殺したツケは、必ず払わせる。 蔑まれてきた元奴隷の首に刻まれているのは、鑑定士すら見抜けなかった極位の刻印。それは、あらゆるスキルの影響を拒絶する「呪い」だった。 そう、勇者の《クロニクルズ》でさえも。

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小説を読もう2026/05/06
  • 現在の作品クロニクルズ〜無能と鑑定されましたが実は三百年前にこの国を半分滅ぼした最凶勇者です〜