あらすじ
「私は、クロエと同じ視点には立てない」
自由な女性の象徴として、独りで立つことを選んできた王女アイリス。
親友・クロエの結婚を心から祝う一方で、彼女は言いようのない孤独と、「断絶」に怯えていた。
独り静かに涙を流すアイリスの前に現れたのは、親友の兄であり、王宮一の色男と名高いルカ。
「憧れの人」でしかなかったはずの彼に、隠していた弱さを暴かれ、甘く強引に抱き寄せられて――。
「俺が必要だと言って?ずっとずっと君の為に生きるから」
誰の物にもならない「不実な男」が、王女の涙を唇で拭う時、長年燻ぶらせていた歪な執着が剥き出しになる。
孤独な王女と、彼女だけを求めていた男の、一夜の救済劇。