あらすじ

身に覚えのない罪で、すべてを奪われた。 名誉も、家も、八年間の婚約者も。 父は目を伏せたまま、娘を見なかった。 辺境に追放された元公爵令嬢フィーネ。 持ち物はトランクひとつ。 頼れる人は、誰もいない。 けれど彼女には、前世の記憶があった。 法律事務所で書類を読み続けた日々。 証拠の集め方と、論証の組み立て方。 辺境の空き店舗で、万屋を開く。 困りごとなら何でも引き受ける相談所。 最初の依頼は、遺産を奪われた母子だった。 この世界の法を独学で読み解き、弱者の権利を守る。 依頼を解決するたび、町に味方が増えていく。 無愛想な大家だけが、何も言わずに側にいる。 だが依頼の裏に、同じ影が見え隠れする。 偽造された借金。入れ替わった婚約者。消えた税収。 手口は違うのに、すべての糸がひとつの場所に繋がっている。 フィーネ自身の追放もまた、その糸の一本だとしたら。

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小説を読もう2026/05/06
  • 現在の作品追放された悪役令嬢、辺境の万屋で人生相談を承ります