あらすじ

2047年。犯罪率はほぼゼロ。餓死者は十年連続でゼロ。住民平均幸福度スコアは全国上位六位。 セクター緑葉台は、誰も不幸ではない街だ。 三上カナは「感情的例外処理調整員」として働いている。AIが対応できない住民の感情的な申し立てを、人間として直接聞いて処理する仕事だ。ただし、その職種は来年度から縮小される予定だという。感情的なサービスは、そのうちAIが全部やる。人間がやる意味は、AIに近づくことだ、と上司は言う。 ある日、七十一歳の住民が申し立てに来た。「孫の誕生日の記憶を再生しようとしたら、エラーが出た」と。

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カクヨム2026/05/06
  • 現在の作品「思い出に、課金してください」―2047年、セクター緑葉台の記録―