あらすじ

「お、お……っ、お……」 高校一年生の汐里(しおり)は、吃音症を抱えている。 伝えたい言葉は、頭の中に溢れるほどある。 それは色鮮やかで、饒舌で、自由な物語。 けれど、それを口にしようとした瞬間、世界にはいつも「三秒の静寂」が訪れる。 「おはよう」すら言えず、クラスメイトの“残酷な優しさ”に傷つく日々。 ——そんな彼女にも、“もう一つの声”があった。 匿名で投稿する小説サイトと、想いのすべてをぶつける一冊のノート。 ノートの中なら、私は誰よりも自由に喋れる。 詰まることもなく、言い淀むこともなく、愛だって叫べる。 けれどある放課後、その「本当の声」に、誰かが触れてしまう。 ——それは、世界が少しずつ変わり始めるきっかけだった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/06
  • 現在の作品私の声は、3秒遅れてやってくる