あらすじ

その夜、私は東京湾の花火大会を、ビルの十七階から見下ろしていた。残業の、ついでに。  入社二年目の事務職・三浦紫織里。湾岸に咲く赤い牡丹を見た瞬間、自分の手のひらに同じ花火が咲いた。  戦後でも五人といない〈写し手〉。一晩で二万発を体内に取り込んだのは、歴史上、彼女が初めて。  〈打ち手〉天神隼と組んで、東京タワーの隠し施設へ。背後から追うのは、火工庁強硬派の〈消し手〉黒淵。 「打ち手と写し手は、二人で一つだ」  レインボーブリッジの上、線香花火の四段階燃焼で耐え、紫の菊で夜空を染める。 全5話完結・短編連作「花火師三部作」第二部

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/05
  • 現在の作品スターマイン・シンドローム〜東京、二万発の写し手〜