あらすじ
(あらすじ)
碧は発達障害による生きづらさを抱えながらも、意志の強さと唯一無二の歌声が認められ、歌手デビューの夢を叶える。
碧は憧れのAOR歌手の潤に出逢う。碧が潤のライブの前座を務めた事をきっかけに二人は惹かれ合うが、潤には重大な秘密が隠されていたーーー
世代と性を超えた二人の「男性」の物語で、藤の花をモチーフにしています。
過去の傷に向き合いながらも、大切な人と支え合い、いたわり合い、生まれ生きゆくことの意味を模索していくお話です。
(登場人物)
空羽 碧(そらはね あおい)
主人公。28歳/男性
発達障害を抱える新人歌手。幼い頃から生きづらさを抱えてきたが、歌の上手さと唯一無二の綺麗な歌声を周囲に認められ、歌手の道を進む。繊細で優しい性格だが、頑固で芯が強い。背中に白い藤が施され、時折身体が女性に変化する。
雨音 潤(あまね じゅん)
主人公。53歳/男性
AOR歌手でドラマー。ドラム叩き語りとシルキーボイスが魅力。物静かで冷静沈着だが、情熱的なステージをこなす。生まれつき背中に紫の藤の花が施され、身体が時折女性に変化する。
大宮 剛毅(おおみや ごうき)
48歳/男性
潤の親友。碧の小学時代の担任教師でもあり、後に碧のマネージャーとなる。見た目は怖いが碧と潤を常に気にかける。
蒼(そう)
7歳?/男性
碧と潤の子供。碧の中に宿ったが急に消え、二人を探す為に彷徨っていた。7年後、潤の藤棚で人間の姿で迷子になっているところに二人に保護された。
雨音 優陽(あまね ゆうひ) 故人
55歳(当時)/男性
潤の養父で司法書士。包容力が大きくロマンスグレーの雰囲気を持つ。天涯孤独になった潤の生活と復帰を支えた。
雨音 翡翠(あまね ひすい) 故人
30歳(当時)/女性
潤の前妻で優陽の一人娘。出産直前に、潤の目の前でお腹の子供と共に事故死する。時折身体が男性に変化し、背中に白い藤が施されていた。