あらすじ
過去のトラウマから、普通の恋人らしいスキンシップができない大学生のユキ。彼女の彼氏であるナカジマは、「無理しなくていい」「待つよ」と優しく寄り添うふりをしながら、大量のLINE攻撃や待ち伏せ、そして監視行為によって、ユキに強烈な罪悪感を植え付け、真綿で首を絞めるように彼女を支配していた。
彼の粘着質な愛情に息を潜めて生きるユキだったが、ある雨の日、全く空気を読まない男子学生・佐竹葵と出会う。190cm近い長身で目を引く容姿を持ちながら、頭の中は「魚」と「釣り」のことばかりの葵。彼は見返りを求めるどころか、ユキに穴の空いたボロボロのビニール傘を押し付け、自分は土砂降りの中を走り去ってしまう。