あらすじ

失恋直後、思い出のバッグを売ろうと訪れたのは、 “高級バッグ卸売業”のオフィスだった。 地図アプリの誤操作で、私は買取店と勘違いして迷い込んでしまったのだ。 ガラス張りの一階、ショールームのような空間。 場違いな私に、スタッフは困惑する。 そんな中、奥から現れたのは海斗。 夜の世界で名を馳せた男でありながら、 昼はスーツ姿で働く“判断のヒーロー”。 彼は私のバッグを手に取り、 傷、重さ、取っ手の摩耗から“私の歴史”を読み取った。 「お嬢様、あなたは自分の『歴史』を売りに来たつもりですか? ……残念ながら、うちは過去を買い取る場所ではない。 未来を『卸す』場所だ。」 その一言で、胸の奥が揺れた。 バッグ文明が根付く異世界日本で、 バッグは“人生の器”であり“未来の契約書”でもある。 誤解から始まる、現代悪役令嬢ロマンス。 海斗の判断とフォローが、私の未来を静かに書き換えていく。

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エブリスタ
エブリスタ2026/05/04
  • 現在の作品スリーバック『バッグを売りに来たら、未来を卸す彼がいた』