あらすじ

その言葉は、本当に何も残していないのでしょうか。 「理解した」 「悪意はない」 「問題はない」  そうした言葉は、場を整えるために使われます。  しかし同時に、何かを覆い、何かを見えなくする働きも持っています。  本作は、そうして“見なかったことにされたもの”が、どのように扱われ、どのように残り続けるのかを、静かに記録した短編連作です。  語り手は断定しません。  評価もしません。  ただ、言葉のあとに残った状態だけを提示します。 消えたように見えるもの。 存在しないことにされたもの。 それらは本当に、なかったことになっているのでしょうか。 答えは示されません。 ただ、記録だけが残ります。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/05
  • 現在の作品「余白の声」第2巻「問題は確認されていない」