あらすじ

王都の冷暗所で、十年間。 たった一人で死体を腐らせないよう管理し続けてきた魔法使い。 老朽化した施設はすでに機能しておらず、彼の魔法による“凍結コーティング”によって、かろうじて保たれていた。 だが―― 「魔石で管理できるようになった。人間の魔法使いはいらない」 そう言われ、あっさりと解雇。 しかも「どうせ誰でもできる仕事」とまで見下されて。 仕方なく冒険者となった彼は、そこで気づく。 自分の氷魔法が、魔物すら一瞬で“完全凍結”させる規格外の力になっていたことに。 一方その頃、王都では―― 彼がいなくなったことで凍結コーティングが崩壊。 魔石だけでは維持できず、死体は腐敗し、大混乱へ。 やがて届く、必死の呼び戻し。 「戻ってきてくれ!」 だが彼は静かに告げる。 「……人間の魔法使いはいらないんですよね?」 無自覚最強の氷魔法使いが、理不尽な職場を去った結果―― すべてが崩壊した話。

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カクヨム
カクヨム2026/05/05
  • 現在の作品冷暗所で十年、死体を凍らせ続けていた俺は最強でした~魔石で十分と言われてクビになりましたが、数ヶ月後に王都が腐り始めたそうです~