あらすじ
(文学フリマ東京42で出した『魔物』の続編です。『魔物』のネタバレを含みます)
<主な登場人物>
菜島由貴…『魔物』の主人公。高校二年生。抱えていた秘密を、浅黄萌によってクラス中に暴露される。
寒凪海人…由貴の幼馴染。小学校での出来事を通じて、由貴に強い恩義がある。由貴とは高校で再会。『魔物』で由貴の恋人になった。
楠瑠花…由貴の幼馴染、高校三年生。文芸部の前部長、純愛作品以外読まない。由貴とは高校で再会。『魔物』で由貴に告白するも、振られる。
天野彩夏…由貴の元恋人。由貴とは中学時代に塾で一緒だった。『魔物』で由貴に別れを告げられる。
浅黄萌…彩夏の幼馴染。クラスの一軍女子で、由貴と同じクラス。由貴が彩夏を振ったと知って、由貴とは険悪な関係になる。
望月先生…由貴と萌のいる2年9組の担任。31歳。由貴の卒業を見届けて、教師を辞める予定。
<前作『魔物』の流れ>
菜島由貴は秘密を抱えていた。その秘密は、人には受け入れられ難いもので、一生隠し通すつもりでいた。しかし、由貴の中で膨張を続けた秘密が、天野彩夏との交際を難しいものにし続けた。由貴は彩夏と別れることを決意し、自分の秘密について明かした。その秘密は、浅黄萌によってクラス中に拡散され、教師の耳にまで入った結果、由貴はクラスを離れ、隔離教室で独り授業を受けることになった。そうした中、寒凪海人と楠瑠花、望月先生に助けられ、一応の決着を見た。