あらすじ
「日本を、今一度洗濯いたし候――」
西暦2xxx年。スパイ防止法の施行により、国民が互いを監視し、政府の「強化外骨格部隊」が街を闊歩する閉塞した日本。自由も、そして「夜明け」も失われたこの国で、平凡なサラリーマン・待場 守は、ある夜、身に覚えのないスパイ容疑で政府の追っ手に追い詰められる。
絶体絶命のその時、現れたのは木刀を担いだ一人の女だった。
彼女の名は、帆波 暁。
自らを「洗濯屋」と名乗る彼女が、強敵を前にして放ったのは、聞いたこともない地方の言葉と、鋼鉄をも粉砕する一撃。その背後には、かつて時代を動かした「維新の英雄」の影が重なっていた。
「おんし、そこに座っちょれ。――掃除の時間は終わりぜよ」
圧倒的な武力で腐敗を叩き斬る暁に、図らずも巻き込まれてしまった守。
この出会いは、果たして救いか、それとも破滅の始まりか。
管理社会の闇に立ち向かう「姉御」と、彼女に振り回される「主人公」の、過激すぎる国家再生録が幕を開ける!
「洗わせてもらうぜ、この腐った国を」