あらすじ
「レイル、悪いが今日限りでパーティを抜けてもらう」
王国最高峰のSランクパーティ『黄金の獅子』。そこで「無能な雑用係」と蔑まれてきた鑑定士のレイルは、ある日突然、勇者ゼクスから追放を言い渡される。
戦闘能力ゼロ。役立たず。
そう罵られ、ギルドランクも最低のFに落とされたレイルだったが……彼らには一つ、致命的な勘違いがあった。
レイルのスキルは単なる『鑑定』ではない。
対象の本質を書き換え、神の加護を与える世界唯一の神性スキル『神の理の模造(レプリカント)』。
レイルが毎日行っていた「装備のメンテナンス」がなくなった瞬間、勇者の聖剣はただの鉄屑に戻り、魔導士の杖はただの棒切れへと成り下がる。
「今さら戻ってこいと言われても、もう遅い。俺は俺のやり方で、自由に生きさせてもらう」
これは、自分を無能だと思い込んでいた最強の付与術師が、行く先々で無自覚に伝説を塗り替え、自分を捨てた者たちが勝手に自滅していく様を横目に、最高の仲間と最高の旅を満喫する物語。