あらすじ

昔、青い鳥は、幸福の化身でした。 孤独なところ、暗いところに、青い光として舞い降りる、小さな天使でした。 人々はそれを見つけると、こう言いました。 「幸せが来た」と。 青い鳥は、決して同じ場所に長く留まることはしませんでした。 誰かの心を満たすと、鳥は、次の場所に飛んでゆく。 それが、正しい姿だと、誰もが信じていました。 けれど、いつからか。 誰も理由を説明できないまま、青い鳥は人のそばに留まるようになりました。 長く、長く。 まるで、離れることを忘れたかのように。 そして人々は気づきました。 幸福は、留まりすぎると形を変えるのだと。 ——それは祝福ではなくなる。 ——それは、関係になる。

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カクヨム
カクヨム2026/05/05
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