あらすじ
「——あ、あり得ない。こんなの僕のデータにないぞ!?」
テロを防ぐために高層ビルから落下攻撃を仕掛けて死んだ男は転生していた。
男が転生したのは、あるファンタジーゲームの世界。データキャラのかませ犬として名高いとあるキャラクターだ。
名を、ライノス・インディバルカ。彼はデータキャラの名に違わぬ知識の持ち主なのだが、土壇場で覚醒した主人公に一方的に負けるという典型的なかませ犬だった。
データの無い相手にはとことん弱いキャラなのだ。
――全部、力が無いせいだ。
データがあったとしても、肉体が動かなければどうにもならない。
データがなかったとしても、肉体が動けばどうにでもできる。
データキャラの頭脳と、脳筋の圧倒的パワーが合わさったライノスは、最強と言って良い。
「シナリオ?そんなもんどうだって良い。だが、邪魔だからぶっ壊す」
シナリオを無視し、時には真っ向から破壊しながら進んでいくライノスは次第に、本来のヒロインたちに囲まれていくことになる。