あらすじ
神々は、互いに干渉しない。
それが、世界の暗黙のルールだった。
だがある日――その均衡は崩れる。
北欧神話の神ロキが、
信仰を失いかけた“名もなき神”を殺した瞬間、
その力が、自らに流れ込んだ。
「神は、奪える」
その発見は、やがて一つの結論へと至る。
神話は、滅ぼせる。
そして、奪える。
オーディンは決断する。
世界を渡り、他神話を侵略せよと。
突如として始まった、神々による全面戦争。
ギリシャ、エジプト、北欧――
神話という“世界”同士が、互いを喰らい合う。
信仰は力となり、
奪われ、削られ、消えていく。
やがてその歪みは、
“外なる存在”すら呼び寄せる。
そして戦争が崩壊へと向かう中――
それを、ただ記録する存在がいた。
名を、アーカイヴ。
すべての神を生み出した“観測者”。
これは、神々の戦争の記録であり、
そして――
世界の在り方が選ばれる物語。