あらすじ
付き合って、家族になって、時が経って。
娘の陽葵は高校生になり、母である真白の身体は弱くなってきました。
勢いだけでは越えられない、好きだけではちゃんと愛せてない、生きることの重みと確かにあるぬくもり。
親世代の歪みを知りながら、それを繰り返さない次世代に加えて、好きなものを好きと言えるようになるお話です。
登場人物
・一ノ瀬 真白(いちのせ ましろ)
物語の中心人物。
凛太の妻で、陽葵の母。
高校生の頃、凛太に家へ閉じ込められるが、彼を拒まずそのまま深く結びついて、最終的に若くして母となってしまう。凛太と共に陽葵を育て、家族を作っていくが…
・ 一ノ瀬 凛太(いちのせ りんた)
真白の同級生で夫。陽葵の父。
真白と結婚して一ノ瀬姓になった。
かつては気弱で影が薄く、両親を早くに亡くしたことで孤独を深め、愛する真白を家に閉じ込めるほどのヤンデレ的行動に出てしまった。現在はかなり変化しており、真白を深く愛し続けつつ、陽葵や周囲にも視野を向けられるようになった。
・一ノ瀬 陽葵(いちのせ ひまり)
真白と凛太が高校生のときに生まれた娘。
気配りができ、幼い頃から周囲をよく見て動けるため好かれやすい。
両親の過去や歪さを知りながらも、それを繰り返さない形で人を愛そうとしている。
・東雲 蒼(しののめ あおい)
陽葵の好きな人。
出会いは陽葵が小学校六年生の頃。
見た目が良く、周囲からモテるタイプだが、厳しい家庭と期待の重圧の中で息苦しさを抱えていた。陽葵のことを適切な距離感で愛することができる。