あらすじ
「ふざけるな!」
学園で友人たちとお茶会をしていると元が付く婚約者が乗り込んできた。給仕をしていた使用人が壁になるように彼の前へ立ち塞がる。
「邪魔するな。退けっ」
最初の怒鳴り声で退いてもらえると思っているお花畑思考にやれやれと首を振る。分家の令嬢たちに目配せしてしばし時間をもらう。
「何用ですか?先ぶれの手紙をはもらっておりません」
「は、はぁ?婚約者同士にそんなもの」
「もう婚約者ではありません。それとあなたは……もう平民なので。わたしに気安く話しかけないでくださいます?無礼打ちにされたいのですか?」
睨みつけると彼は目をカッと開けて声を上げようとしたが「無礼打ち用のムチを」とルミィラが使用人に告げると真っ赤な顔が青くなる。