あらすじ
【あらすじ】
塔という閉ざされた空間で、芽生える二人の小さな信頼。
やがて明かされる、三年前の事件の真相。
塔の鍵が開かれた瞬間から、二人は世界へ歩き出す。
口は悪いが心は澪の味方の幼馴染・泡沫(うたかた)。
明るすぎる元労役者・燈火(とうか)。
年下の若き当主・玻璃(はり)。
山道で出会う流浪の元番人・鵺(ぬえ)。
各地を巡る旅の果てに、二人は真実に辿り着く──。
冤罪ざまぁ × 無感動番人の執着 ×
仲間と駆け抜ける、和風ファンタジーロマンス。
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【登場人物】
◆ 霧島 澪(きりしま・みお/22歳)
嵐を起こしたとされる罪で、三年間塔に幽閉されてきた少女。
自分の感情を「呪い」と思い込み、感情を表に出すことを恐れている。
◆ 狭霧(せばぎり/25歳)
第十三番塔の四人目の番人。銀髪、薄灰色の目、無表情。
幼少期に「凪の誓い」を立て、自らの感情を封じた男。
左手首に古い傷がある——その意味を、彼自身まだ知らない。
◆ 泡沫(うたかた/22歳・女)
澪の幼馴染で、医師見習い。表面は口が悪い。
毒舌混じりに澪を遇するが、行動はいつも言葉と逆。
三年間、誰よりも澪の冤罪を信じ続けた。
◆ 燈火(とうか/22歳・男)
鏡面郷で気象操作工として搾取されていた青年。
赤茶髪、目元にうっすらくま、お調子者。
彼の明るさは、武器でもあり、鎧でもある。
◆ 玻璃(はり/19歳・男)
王都の玻璃家を継ぐ若き当主。色白、長い黒髪、深い紫の和装。
澪の冤罪を独自に調査していた人物。
◆ 鵺(ぬえ/45歳・男)
山道の闇に焚き火を一つ起こして座る、流浪の元番人。
藍の羽織、煙管、目尻の皺、深い笑い方。
二十年前に「凪の誓い」を返上し、自由に生きてきた男。