あらすじ
お金が欲しいのでお仕事をください。
そんな文字の書いてある手作りの木のかんばんを首からさげている小さな子どものロボットの切株かみなりは道のはじっこできょろきょろとしていた。
ぼろぼろの姿のかみなり。
そんなかみなりにお仕事をくれる人はどこにもいませんでした。
それでもかみなりは朝からずっと日が落ちて世界が夕焼けに染まるころまでずっと街の道のはじっこにたってきょろきょろとしていました。
それから日が落ちて、世界が夜になると、かみなりはあきらめてお家に帰ることにしました。
お家といっても、ご主人様と一緒に暮らしていたときのようなちゃんと屋根があって、あったかい食事のある、とっても明るいお家ではありません。
そこは街の大きな橋の下でした。そこをかみなりは自分のお家にしていました。
明日こそ、お仕事が見つかりますように。
夜空にきらきらと明るく光り輝いている星たちを見ながらそんなことを星の光りにお願いして、かみなりは静かに眠りました。(かみなりは優しいご主人様の夢を見ました)