あらすじ
【変態妖艶伯爵】+【崖っぷちチート娘】+【美術ミステリ】!!
良き時代。皆がそう言い表す時代。
だけれど、そうではない人もいる。
誹謗中傷で画家である父を失いどんどん貧乏の淵に落ち、全てに絶望していたサーシャは、娼館の扉を叩こうとする。
そこで出会ったのは変態すぎる妖艶な美形伯爵!
サーシャは伯爵に画才を見出され、贋作を作ることで父の復讐を決意する。
しかし、その前に立ちはだかるのは周囲に引き裂かれた、サーシャの最愛の人であった。
※恋愛要素があるので「恋愛」に分類しています。
サーシャ:二十代くらい。食いしん坊でチート級の画才を持つ。女性ゆえに美術学校に行けない+父親は画壇を追い出されて死去+貧乏+妹が重病+かつて身分違いの恋で引き裂かれたという五重苦を背負う。
伯爵:四十代くらい。名前はヴォイチェフ・アドリアノスキー。美術愛好家で「アドリアノスキー・コレクション」という絵画コレクションを作っている。礼儀正しく優雅な物腰で恐ろしいほど妖艶な長髪美人だが、変態。愛妻キーラの死についての真相が知りたい。
カレル・イヴェリット:サーシャの元恋人。名宰相の孫でありエリート街道をひた走る。真面目で気品のある隙のない完璧な氷の貴公子。現在は内務省文化政策局に勤めている。最近贋作が出回っていることに憂慮する。
マレット:画商。もじゃもじゃ髪で小太り。気のいいやつ。美術界に思うところがあり、サーシャや伯爵と組んで贋作を送り込みたい。
シェル:サーシャの妹。心臓の病気。
ビリショア:前衛的な芸術集団『アルテ』を率いる。
リュネヴィル:『美の使徒』と呼ばれる超天才画家。サーシャの師匠。よくサーシャと結婚させられそうになる。五十六歳らしい。
ヴォルペ:サーシャの父。天才画家で穏やかな人格者だったが、誹謗中傷に遭い非業の死を遂げる。