あらすじ
王国の第二王女リーシャは、美味しいものが大好きだった。
甘い紅茶、焼きたての菓子パン、季節のタルト。
婚約者である公爵ケイネスも、そんなリーシャを昔から大切にしてくれていた。
けれどある日、隣国の姫が「太ったから」という理由で婚約破棄されたという新聞記事を読んでしまう。
さらに茶会では、令嬢たちから体型を笑われてしまう。
もしかして、ケイネス様も私を愛せなくなるのでは――。
不安に追い詰められたリーシャは、過酷なダイエットを始め、ついに倒れてしまう。
しかし、リーシャが太ったのは偶然ではなかった。
彼女の食事には、悪役令嬢の悪意が混ぜられていたのだ。
王宮夜会で婚約者の公爵ケイネスは、証拠を突きつけ、黒幕を追い詰める。
そしてリーシャ自身も、もう黙ってはいなかった。
「恥ずべきなのは、私ではありません。あなたの心です」
太ったと笑われた王女が、婚約者である公爵に溺愛され、悪役令嬢を夜会で断罪するお話です