あらすじ

1989年。ガデュリンシリーズで最初となる角川スニーカー文庫版『自航惑星ガデュリン(全3巻)』『ガデュリン愛・放浪編(全4巻)』が出版されました。これらは羅門祐人のデビュー作であり、以降に出版されたすべての作品の原点でもあります。  またガデュリン世界を舞台としたパソコン版ゲーム『ディガンの魔石』、スーファミ版『ガデュリン』、OVA『ガデュリン』、CDドラマ『ガデュリン外伝・生命の泉』、アスペクト版『覇王の拳・ガデュリン辺境編(全1巻)』、雑誌連載小説『魔剣ルヴァ・ガデュリン乱世編1~12』(コンプティーク誌)などにおいても、本編同様、あちこちにちりばめた伏線の多くが回収されないままでした。  そこでスニーカー文庫版から17年後。伏線回収のため、電子小説『ガデュリン望郷編・わが故郷の地球《ほし》』上下巻を、電子書籍『パピレス』にて公開しました。  なぜ17年もたってから? そう不思議に思われるかもしれません。しかしこれには深い理由がありました。  その頃の羅門は、ゲームやラノベ・SF小説から軸足を架空戦記に移しつつあり、このままでは既存の作品群が尻切れトンボになりかねないと感じていました。  そこでガデュリン世界だけでなく、ミネルバトン世界の一部や星間興亡史シリーズの歴史設定、そしてカクヨムに掲載している『虹雪の降る夜』の舞台設定も含め、総合的な羅門ワールド全体の整合性と伏線回収のため、どうしても一度、しっかりとした総合設定を読者の皆様に明示しなければならないと思ったわけです。  しかも、たんなる年表や設定集では面白くないので、いっそのこと小説としてまとめてしまおうと思い、勢い余って『望郷編』の執筆に至りました。  ただ……目的が目的だけに書籍として出版するのは難しく、どうしたものかと考えていた所、その頃台頭しはじめた電子書籍に注目したわけです。  結果的に紙媒体では未発表のまま、いきなり電子書籍のみの発表になったわけですが、そこにはひとつの落とし穴がありました。  なんと電子書籍『パピレス』が、紆余曲折の末に現在の『Renta!』となったさいに、整理統合の余波を受けて掲載終了、そのまま宙に浮いた状態になってしまいました。しかも迂闊なことに、かなり長い期間、羅門がそのことに気づかないという間抜けな状態だったため、現在に至ってしまったのです。  ならばいっそ、カクヨムに大幅改稿版として公開しよう。そう思い立ちました。当然ですが、今回の大幅改稿によってオリジナルの望郷編とはかなり変わっています。しかし本来の目的である羅門ワールトの整合性を取るという点だけは堅持していますので御安心を。  また、現在数多くの羅門作品がアマゾンのキンドル小説として公開されていますので、いずれガデュリンシリーズその他も、キンドル小説で読めるようにするため模索中です(今のところ未定ですが……)。  なので、それらが実現した折りには、オリジナル版望郷編(ただし誤字脱字その他、最小限の著者校正は入れています)も、ガデュリンシリーズ最終版として公開しようと思っています。もしそうなっても、カクヨム版は別物として残すつもりです。  ということで、この作品をガデュリンシリーズの最初の作品としてお読みになられたかたは、もしかすると『????』となる可能性もあります。しかしそれは、いずれガデュリンシリーズ全般がキンドル本として公開されれば、「なるほど~」と解消されると信じていますので、なにとぞ、それまでお待たせすることをお許しくださいませ。  では、お楽しみください。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/04
  • 現在の作品ガデュリン望郷編『わが故郷の地球《ほし》』