あらすじ
これは、
シャーロック・ホームズを愛した大伯父が遺した最後の謎解きと、
恋人たちが冬の別荘で過ごす、甘くてあたたかな七日間の物語。
登場人物
N(エヌ)/私
本作の主人公。大学三年生。
高身長で中性的な雰囲気を持ち、スポーツ万能。護身術の道場で師範代も務めている。
父方の家系に受け継がれる強い霊感を持つが、本作では怪異よりも、恋人ビーと過ごす穏やかな冬の時間が中心。
亡き大伯父の影響で子どもの頃から熱心なシャーロック・ホームズ好き。
基本は穏やかで照れ屋だが、ビーが絡むと無自覚に王子様ムーブを発動し、驚くほど甘くなる。
ビー
Nの幼馴染で恋人。日英ハーフの美しい女性。
深い色のブロンドとグリーンの瞳を持つ。
身体が弱く、十五歳まではほとんど外に出られなかったが、現在はイギリスの大学に在籍し、本作の後には二月から復学予定。
普段はNに対して積極的で甘え上手。だが、Nのまっすぐな愛情や無自覚な王子様ムーブには弱く、すぐ赤くなる。
今回の別荘滞在では、Nとともに大伯父の最後の謎解きに挑む。
大伯父
亡くなったNの大伯父。
子どものいなかった老紳士で、Nを娘や孫のように可愛がっていた。
筋金入りのシャーロック・ホームズ愛好家で、自身の別荘に遊びに来るNのため、毎回ホームズ作品にちなんだ謎解きゲームを用意していた。
亡くなる前、この別荘に滞在し、未来のNへ向けた“最後のゲーム”を遺す。
本作においては、回想と手紙を通して深い愛情を残す存在。
湖畔の別荘
亡き大伯父が所有していた、森と湖に囲まれた二階建ての洋館。
アンティーク調の家具、暖炉のある居間、落ち着いた書斎を備えた美しい別荘。
本作では、Nとビーが恋人として甘い時間を過ごし、大伯父の最後の謎解きに挑む舞台となる。
作品全体を包む“もう一人の登場人物”のような場所。
シャーロック・ホームズ全集
大伯父からNへ受け継がれた宝物。
本作では、大伯父の最後の謎解きゲームの鍵そのものとなる存在。
Nにとっては、推理小説以上に、大伯父との思い出と愛情の象徴でもある。
ホワイトオパールの指輪
謎解きの最後に見つかる、大伯父からの贈りもの。
石言葉は希望・純真・安らぎ。
大人になったNが“大切な人”とこの別荘を訪れた時に渡すため、未来へ託された特別な指輪。